データヘルス計画の標準化を先行する健保組合のデータで新たな知見を同定.
中尾杏子,井出博生,古井祐司.
健康保険組合における特定保健指導の実施率・改善率と内臓脂肪症候群該当者割合との関連.
厚生の指標 = Journal of health and welfare statistics. 2023;70(15):15-19.
令和3年度にデータヘルス・ポータルサイト(標準的な計画様式)へ入力された健康保険組合(845組合)の共通の評価指標データを用いて、特定保健指導の実施率と改善率に関する分析を行いました。その結果、実施率と改善率とは独立の要素であり、職場集団の内臓脂肪症候群該当者割合を減少させるためには、特定保健指導の実施率と改善率の双方を向上させることの必要性が示唆されました。データヘルス計画の標準化により、今後も新たな知見の抽出が期待されます。