労働生産性別に離職率低減とワークエンゲージメント向上の介入ポイントを探索
水本理恵,井出博生,村松賢治,三宅琢,上条百里奈,古井祐司
介護職員における仕事の継続意向およびワーク・エンゲイジメントに関する研究;労働生産性レベル別の分析.
第62回日本医療・病院管理学会学術総会
介護福祉施設では、職員の早期離職率やワーク・エンゲイジメントの低さが介護の質の低下に繋がる懸念があります。本研究は、労働生産性と仕事の継続意向、ワーク・エンゲイジメントの関連を明らかにし、異なる労働生産性の職員に効果的な介入策を探ることを目的として実施しました。
結果、「心理的安全性」、「ストレス」、「主観的健康観」、「睡眠休養感」、「運動習慣」が「仕事の継続意向」や「ワーク・エンゲイジメント」に影響を与え、労働生産性の状況に応じてその影響が異なることが示されました。特に労働生産性が低い場合には、運動習慣よりも睡眠休養感を高める介入が有効と示唆されました。